こんにちは。
アヴェニュー表参道クリニック院長の佐藤です。
マスク生活の影響や、噛みしめ・歯ぎしりのクセなどによって、知らないうちにエラが張って顔が大きく見えたり、フェイスラインが四角っぽく見えてしまったり――そんなお悩みはありませんか。
その原因は、エラの発達による筋肉の張りかもしれません。
そんなエラの張りを抑えて、フェイスラインをすっきりと見せる効果が期待できる治療が「エラボトックス」です。
本記事では、エラが発達する原因から、ボトックスによる改善のメカニズム、効果の持続期間、リスクや注意点まで、エラボトックスについて医師の視点から詳しくお伝えしていきます。
エラボトックスとは
エラ張りの主な原因は、嚙むための筋肉「咬筋(こうきん)」の肥大化です。
エラボトックスは、発達して肥大した咬筋にボツリヌストキシン製剤を注入し、筋肉のはたらきを緩めることでボリュームを減らし、フェイスラインをすっきりと整える注入治療です。
咬筋は、奥歯を嚙みしめた時に耳の下あたりで硬くなる部分の筋肉です。

咬筋は以下のような習慣やクセから、次第に鍛えられ、無意識のうちに肥大化していきます。
どれか一つだけが原因というよりも、複数の要因が組み合わさっている場合が多いです。
◆ 食いしばりや歯ぎしり
就寝中や仕事中など、無意識のうちに強く食いしばったり、噛みしめたりする癖があると、咬筋が繰り返し使われ、徐々に発達していきます。
主に、ストレスを感じた時や集中している時に起こりやすい傾向にあります。
◆硬いものをよく食べる習慣
スルメ・煎餅・ナッツ・ガムなどの硬い食べ物を日常的に噛むことで、徐々に筋肉が鍛えられ、咬筋のボリュームが増していきます。
また、氷を噛むクセも咬筋を鍛える原因になりえます。
◆ 一部のスポーツ
ラグビーやボクシングなど、競技中にマウスピースを装着してプレーするスポーツでは、無意識のうちに咬筋に圧がかかり続け、筋肉の発達を促してしまうことがあります。
◆ 顎関節や噛み合わせのバランス不良
上下の歯の噛み合わせが悪いと、咬筋に過剰な負荷がかかりやすくなります。
そのため、片側だけ過緊張が起きたり、全体的に筋肉が酷使される状態が続くことがあります。
メカニズム

咬筋にボトックスを注射すると、筋肉に伝わる神経の信号がブロックされ、筋肉のはたらきが抑えられます。
これにより、使われなくなった咬筋が徐々に小さく(薄く)なることで、フェイスラインがすっきりとし、小顔効果が得られます。
なお、エラ張りの原因が、脂肪や骨格による場合には、エラボトックスでは効果が限定的になることが考えられます。
エラボトックスを受けたけれど、効果がいまいち感じられなかったという場合は、原因が筋肉ではなかった可能性が考えられます。
期待できる効果
打ってすぐに効果が出るわけではなく、施術後約2週間頃から徐々に効果が出始めます。
- フェイスラインがすっきりする
- 左右差が整う
- 小顔効果
- 食いしばり、歯ぎしりの緩和
- 肩こりや頭痛の軽減
持続時間
咬筋は筋肉が大きいため、表情筋よりも効果が出るのがやや遅い傾向にあります。
施術後1週間〜2週間くらいかけて、徐々に咬筋のボリュームが減り始め、1ヶ月〜1.5ヶ月で効果が最大化されることが多いです。
効果の持続期間は、約4ヶ月〜5ヶ月です。
その後、徐々に元の状態に戻っていくため、半年に1回程度のペースで継続して注入することで、効果を維持することができます。

ダウンタイム
内出血や腫れが生じる可能性がありますが、1週間ほどで治まることがほとんどです。
エラボトックスの施術後は、一時的に噛む力が弱まります。
- 硬いものが噛みにくく感じる
- ガムなどをずっと噛んでいると疲労感を感じやすくなる
などが生じる可能性がありますが、食事や日常生活に不自由が出るほど噛めなくなることはありません。
エラボトックスのよくある失敗

エラボトックスのよくある失敗として、ボトックスの量が多くて効きすぎた結果、頬がこけて見えてしまうことがあります。
これを避けるためには、熟練した医師を選ぶことが重要です。
また、施術後は以下の点にご注意ください。
- マッサージを避ける
効きすぎてはいけない筋肉に拡散されるのを防ぐため - 温める行為を避ける
長時間の入浴、サウナ、激しい運動、飲酒などは、施術当日は避けましょう。
ボトックスは熱に弱く、効果を長持ちさせるため。
腫れや内出血を長引かせる原因にもなります。
エラボトックスのよくある質問
痛みはありますか?
針を刺す時のチクッとした痛みがあります。
また、注入中にズンッと重たい痛みが生じることがありますが、打ち終われば治ります。
効果が出ないことはありますか?
注入量が足りなかった場合は、効果が出ない可能性はあります。
適切な量を注入すれば、効果が望めます。
銀座・表参道でエラボトックスの治療を検討されている方へ
今回は、顔の印象を大きく左右するエラ(咬筋)について解説しました。
咬筋の発達はエラ張りの原因のひとつであり、歯ぎしりや食いしばりなどによって咬筋への負担が続くことで、より発達することもあります。
アヴェニュークリニックは、表参道・銀座で美容皮膚科・美容外科診療を行っています。
お一人おひとりの咬筋の状態やお顔のお悩みを診察し、適した治療をご提案しています。エラ張りやフェイスラインが気になる方は、お気軽にご相談ください。
医師紹介
佐藤 卓士(さとう たかし)

京都大学農学部卒業 農学修士
九州大学医学部卒業 医学博士
岡山大学医学部付属病院 勤務
杏林大学医学部付属病院 勤務
都立大塚病院形成外科 勤務
2018年 アヴェニュー表参道クリニック 院長就任
日本専門医機構認定形成外科専門医
日本レーザー医学会認定レーザー専門医
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