フラーレンとは?効果・化粧品に使われる理由まで【女性医師が解説】

フラーレン

皆さん、こんにちは。アヴェニュークリニックの安達です。
抗酸化成分として注目の『フラーレン』。その抗酸化力はビタミンCの約172倍とされ、働きは11時間以上持続すると言われています。
この記事では、フラーレンの基礎知識、期待できる効果、他成分との組み合わせ、当クリニックで扱う製品についてご紹介します。

フラーレンとは?

フラーレンは、炭素原子60個がサッカーボール状に並んだ構造を持つ炭素の同素体です。 1985年に発見され、2005年からは化粧品材料として様々なスキンケア用品に配合されるようになりました。

最大の魅力は強い抗酸化力

シミ、しわ、たるみ、毛穴の目立ち——こうした肌悩みのほとんどに「活性酸素」が関わっていると考えられています。活性酸素は紫外線やストレス、大気汚染などによって過剰に発生し、肌細胞を傷つけて老化や炎症の原因になります。

フラーレンは、この活性酸素を抑制することにより、美肌をサポートすると考えられています。

フラーレンの美肌理論

フラーレンは、ビタミンCやビタミンEなどの他の抗酸化成分とは異なり、活性酸素をスポンジのように吸収して無害化するため、自身は酸化されず、効力が持続します。また、皮膚刺激性や感作性(※1)、光毒性(※2)は報告されていないことから、安全性の高い成分と位置づけられています。

(※1)感作性:特定の化学物質に繰り返し暴露されることによってアレルギー反応を生じさせる性質

(※2)光毒性:皮膚に化学物質が接触し、そこに紫外線が照射されることによって起きる皮膚刺激反応

フラーレンの特徴

出典:三菱商事ライフサイエンス株式会社(PR TIMES, 2020)

期待できる効果と安全性について

抗酸化作用、抗シワ作用、目立ち毛穴の改善
バリア機能修復作用、ドライスキンの改善
メラニン産生抑制による美白作用、毛穴の色素沈着抑制
タンパク質のカルボニル化抑制、乾燥肌や黄ぐすみの改善

フラーレンは不純物を含まない炭素同素体です。肌に外用しても表皮の角層内にとどまるので、真皮や血管から体内に侵入したり残留したりする心配もありません。表皮や角層内のフラーレンは洗顔で落ちるか、肌のターンオーバー(新陳代謝)によって垢などと一緒に自然に剥がれ落ちていきます。

原料フラーレンについては、医薬部外品の申請時に提出を求められる一般的な安全性試験を実施しており、毒性や副反応は認められず全ての項目で安全であることが証明されているほか、製品化したフラーレン化粧品原料については、さらに皮膚浸透性試験などを行って、真皮まで浸透せず安全性が高いと報告されています。また、敏感肌用化粧品に行われるスティンギングテストもクリアしており、敏感肌の方にも安心して使っていただくことができます。

フラーレンに期待できる効果と安全性

他の成分との組み合わせ

フラーレンと相性の悪い成分はほぼないと言われています。さらに、フラーレンを配合することで他の成分の効果がアップすることもあるのです。

例えばビタミンCやビタミンEは抗酸化力を発揮する際に自身が酸化され効力を失ってしまいますが、フラーレンは活性酸素を吸着して無害化し、長時間抗酸化力を保つため、他の抗酸化成分と一緒に使うことでそれらの活性を保ちやすくなり、その働きをより高める効果が期待できます。

フラーレンと相性のよい美容施術|施術後のケアにも

フラーレンは毎日のスキンケアだけでなく、クリニックで受ける美容施術と組み合わせることもおすすめです。レーザーや光治療などの施術では、肌に副次的に活性酸素が発生し、赤みや軽い炎症が起こりやすくなることがあります。フラーレンは抗酸化作用を持つ成分として知られ、施術後の肌をすこやかに整えるサポートが期待できます。

※施術後いつからスキンケア用品を使えるかは、施術内容や肌状態によって異なります。必ず施術を受けたクリニックの指示に従ってください。アヴェニュークリニックでは、施術とご自宅でのフラーレンケアを合わせてご提案しています。気になる施術がある方は、お気軽にご相談ください。

当クリニックで取り扱っているフラーレン配合化粧品

化粧品原料としてのフラーレンにはいくつかの種類があり、当クリニックではそのうちのラジカルスポンジ®N(水溶性)とリポフラーレン®N(油溶性)が配合された化粧品を取り扱っています。アイテムによって最適の材料が配合されていますが、どちらもフラーレン構造は同じであり、活性酸素を吸着して無害化する効果に違いはありません。

いずれも規定値以上のフラーレンが配合されているため、原料メーカーが公式に認めたロゴマークが付与されています。

ラジカルスポンジ(R.S)とリポフラーレン(L.F)イメージ

当院の取り扱い製品

フラーレンを配合した製品を、カテゴリーごとにまとめました。商品名をクリックすると、Dr.プロダクツ公式サイトの商品ページをご覧いただけます。

化粧水
美容液
クリーム
日焼け止め
美容オイル※本品のみリポフラーレン配合

よくある質問(Q&A)

Q. フラーレン化粧品は男性でも使えますか?

A. はい、性別を問わずお使いいただけます。男性に多い肌悩み(ニキビ、毛穴、シミなど)の要因の一つには、活性酸素が影響していることが考えられます。活性酸素を抑制するフラーレンは、これらのトラブルを軽減することが期待できます。また、皮脂やテカリが気になる方にもおすすめです。

Q. レチノールやハイドロキノンと一緒に使っても大丈夫ですか?

A. 基本的にはご使用いただいて問題ございません。フラーレンの抗酸化作用により、炎症の抑制や肌ストレスの軽減などが期待できます。ただ、レチノールやハイドロキノンはいずれも肌への効果が高い成分になりますので、肌の様子をご覧いただきながらご使用いただき、ご不安な際はお気軽にご相談ください。

Q. 敏感肌の人が使っても大丈夫ですか?

A. フラーレンは、皮膚刺激性・感作性・光毒性は報告されておらず、敏感肌の方でも比較的取り入れやすい成分とされています。妊娠中・授乳中の使用については十分なデータがないため、事前に医師や専門家にご相談のうえでご使用ください。

Q. フラーレンは即効性のある成分ですか?

A. フラーレンは、継続使用によって効果を実感しやすい成分です。肌のターンオーバーにかかる期間も考慮し、継続して使用していただくことをおすすめします。フラーレンを配合した美容ジェルを朝夕2回使用した試験では、3週間後に66%、6週間後には94%の被験者で肌明度の向上が見られたと報告されています。また、試験後の問診では、肌のトーンの変化に加え、ハリ・ツヤの変化を感じたとの回答も一部で見られたと報告されています。

出典:https://seisan.server-shared.com/601/601-50.pdf

アヴェニュー銀座・表参道クリニックでは、フラーレン配合のドクターズコスメをご用意。お一人おひとりの肌に合わせた選び方・取り入れ方をご提案します。

まずはお気軽にご相談ください。

医師紹介

安達 富美(あだち ふみ)

 

岡山大学医学部卒業
千葉西総合病院
茨城県立中央病院皮膚科
小美玉市医療センター皮膚科
日本医師会認定産業医

【主な所属学会】
日本皮膚科学会
日本臨床皮膚科医会
日本東洋医学会


アヴェニュー表参道クリニック  
東京都港区南青山3-18-16 ル・ボワビル4階  
東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線 表参道駅 A4出口徒歩1分  

アヴェニュー銀座クリニック 
東京都中央区銀座2-5-11 V88ビルディング 8階
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅 A13出口徒歩3分
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅下車 8番出口徒歩2分  

ご予約は各院WEBまたはお電話にて📱