エラ張り改善にボトックスは効果ある?施術の流れ・効果・副作用【医師が解説】

ボトックス

こんにちは。アヴェニュー表参道クリニック院長の佐藤です。

マスク生活の影響や、日常的な噛みしめ・歯ぎしりのクセにより、知らないうちにエラが張って顔が大きく見えてしまう――そんなお悩みを抱える方が増えています。

原因の多くは、咬筋(こうきん)と呼ばれる噛む筋肉の発達によるもの。
咬筋の働きを一時的に緩めることで、フェイスラインを自然にすっきり見せることができるのが「エラボトックス」です。

今回は、エラが発達する原因から、ボトックスによる改善のメカニズム効果の持続期間リスクや注意点まで、エラボトックスについて医師の視点から詳しくお伝えしていきます。

エラボトックスとは

咬筋にボツリヌストキシン製剤を注入し、筋肉の働きを緩和することでフェイスラインをすっきりと整える治療です。

エラ張りの原因

エラ張りの主な原因は、咬筋(噛む筋肉)の肥大化です。

咬筋のイメージ

咬筋は以下のような習慣から、鍛えられ、次第に肥大化していきます。

強い食いしばりや歯ぎしり
就寝中や仕事中など、無意識のうちに強く噛みしめる癖があると、咬筋が繰り返し使われ、徐々に発達していきます。
ストレスや集中時に起こりやすい傾向にあります。

硬いものをよく食べる習慣
スルメ・煎餅・ナッツなどの硬い食べ物を日常的に噛むことで、筋肉が鍛えられ、咬筋のボリュームが増していきます。
また、氷を噛むのがクセになっている方も多いかもしれません。
実はその習慣も咬筋を鍛える原因にもなるため、意識して控えましょう。

一部のスポーツ
ラグビーやボクシングなど、競技中にマウスピースを装着してプレーするスポーツでは、無意識のうちに咬筋に圧がかかり続け、筋肉の発達を促してしまうことがあります。

噛み合わせのバランス不良
上下の歯の噛み合わせが悪く、咬筋に過剰な負荷がかかることで、片側だけ過緊張が起きたり、全体的に筋肉が酷使される状態が続くことがあります。

ボトックスが有効な理由

エラにボトックスが有効な理由

ボトックスには、筋肉のボリュームを減らす効果もあるため、咬筋の張り改善に有効です。
咬筋にボトックスを注射すると、筋肉に伝わる神経の信号がブロックされ、筋肉の働きが抑えられます。
これにより、使われなくなった咬筋が徐々に小さくなることで、フェイスラインがすっきりとし、小顔効果が得られます。

なお、エラの張りの原因が、脂肪や骨格による場合には、エラボトックスでは効果が限定的になることが考えられます。

持続時間

咬筋は筋肉が大きいため、表情筋よりも効果が出るのがやや遅めです。
施術後1週間〜2週間くらいかけて、徐々に咬筋のボリュームが減り始め、1ヶ月〜1.5ヶ月で効果が最大化されることが多いです。
※打ってすぐに効果が出る施術ではなく、徐々に効果が現れます。

効果の持続期間は、約4ヶ月〜5ヶ月です。
その後、徐々に元の状態に戻っていくため、半年に1回程度のペースで継続して注入することで、効果を維持することができます。

ボトックス注射の症例写真とビフォー&アフター

ダウンタイム

内出血や腫れが生じる可能性があります。
1週間ほどで治まることが多いです。注入時にはズンと重みのある痛みを感じることがあります。

注意点

エラボトックスの施術後、一時的に噛む力が弱まります。

  • 硬いものが噛みにくく感じる
  • ガムなどをずっと噛んでいると疲労感を感じやすくなる

などが生じる可能性がありますが、食事や日常生活に不自由が出るほど噛めなくなることはありません。

エラボトックスのよくある失敗

事前に調べておく内容について

エラボトックスのよくある失敗として、ボトックスの量が多くて効きすぎた結果、頬がこけて見えてしまうことがあります。
これを避けるためには、熟練した医師を選ぶことが重要です。

また、施術後は以下の点にご注意ください。

  • マッサージを避ける
    効きすぎてはいけない筋肉に拡散されるのを防ぐため
  • 温める行為を避ける
    長時間の入浴、サウナ、激しい運動、飲酒などは、施術当日は避けましょう。
    ボトックスは熱に弱く、効果を長持ちさせるため。
    腫れや内出血を長引かせる原因にもなります。

エラボトックスのよくある質問

痛みはありますか?
針を刺す時のチクッとした痛みがあります。
また、注入中にズンッと重たい痛みが生じることがありますが、打ち終われば治ります。

効果が出ないことはありますか?
注入量が足りなかった場合は、効果が出ない可能性はあります。
適切な量を注入すれば、効果が望めます。

まとめ

今回は、顔の印象を大きく左右するエラ(咬筋)について解説しました。
咬筋の発達は、エラ張りの原因となるだけでなく、歯ぎしりや食いしばりといった口腔内の問題にも繋がることがあります。
ご自身の咬筋の状態や、それが引き起こすお顔の悩み、または口腔内の不調についてご不安な点がございましたら、ぜひ一度専門家にご相談ください。
当クリニックでは、患者様一人ひとりの状態を丁寧に診断し、最適な治療プランをご提案いたします。美しいフェイスラインの実現や、快適な日常を取り戻すためのお手伝いをさせていただきます。お気軽にご来院ください。

Dr. PROFILE

佐藤 卓士(さとう たかし)  

京都大学農学部卒業 農学修士  
九州大学医学部卒業 医学博士
  

岡山大学医学部付属病院 勤務 
杏林大学医学部付属病院 勤務 
都立大塚病院形成外科 勤務  

2018年 アヴェニュー表参道クリニック 院長就任

日本専門医機構認定形成外科専門医 
日本レーザー医学会認定レーザー専門医  


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